45歳から目指す55歳セミリタイア もっぷるのブログ

セミリタイアを目指す過程と、その中で思ったことを書くブログです

失業手当でセミリタイアを体験

こんにちは。もっぷるです。

 

45歳からスタートして55歳で早期リタイア(遅めのFIRE)を目指しています。

 

季節はすっかり春ですね。私の仕事は冬から春にかけてが繁忙期なので、季節を感じる余裕もなくばたばたと過ぎてしまいました。

 

本業の忙しい時期と、副業で関わっている法人のスタートが重なり、久しぶりにキャパオーバーでイライラしたり泣いたりすることもありました。夫のほうが体力的にも労働時間的にもハードなのに、いつも話を聞いてくれて、何かと手伝ってくれて、私も夫が大変な時は支えたいと改めて思いました。

 

繁忙期になると事務のパートさん入れたいなーと切実に思うのですが、だいたい5月くらいには暇になってきて、やっぱり私一人で十分だという気持ちになるというサイクルを毎年繰り返しております。

 

仕事よりも更に苦手な家事をアウトソーシングするという手もあるのですが、家事代行だと時給5,000円くらい。事務のパートだと時給1,000円~くらいなので、コスパで考えると事務仕事はパートさんを募集したほうがよいけれど、いや、むしろ家事も事務もだれかに頼みたいけれど、仕事を人に頼むのが苦手すぎる私にはちょっとハードルが高いんですよね。

 

それともう一つ、事務員さんに来てもらうのに障がいとなっているのが、事務室が自宅の中にあるということなんです。片付け苦手だから他の人に来てもらうのが恥ずかしいし、猫たちもいるし。自分が働くことを考えたら、猫は良いとしても他人の自宅の中で働くってなんかへんな感じだよなと思ったりしています。

 

赤ちゃん連れてきてもいいし、子育てや介護など用事があったら休んでOKだし、暇なときは好きなことして過ごしてもらってOKだし、他人の自宅で働くのに抵抗がなければかなり良い職場になると思うんですけどね。

 

今日も仕事しながらYoutubeの音声だけ聞き流していました。最近は「すがどん365日のお暇セミリタイア生活」というチャンネルを見つけてよく聞いています。すがどんさんのお暇セミリタイアという発想が面白いし、一旦リタイアしても働きたければまた働くことはできるのだと考えると、セミリタイアがぐっと身近な存在に感じられてわくわくします。

 

すがどんさんの失業手当の話を聞いていて、私がリーマンショックで派遣切りに遭った時代のことを思い出しました。派遣切りはショックだったけれど、今思うと上司は意地悪で怖かったし、社員さんも常に何人かうつ病で休職していて、朝会議室の机を拭きに行ったら徹夜した社員さんが段ボール敷いて寝ていたことがあるくらいのブラック企業だったので、一度入ると謎の負けん気が発動してなかなか辞められない私には、むしろ切ってもらって良かったのだと思います。

 

ちょうど私の実家で同居をしていた時期で、両親が定年退職して間もないころだったのもあり、毎日両親とスポーツジムに通って、運動した後はジムに併設の温泉に入ってどこかでランチして帰る。という今思うと本当に人生のご褒美みたいな数か月間を過ごしていました。

 

ランチして帰ったら午後は好きなように過ごして、夕方はクックパッドを見ながら毎日初めて作る料理にトライして、みんなが美味しいと言って喜んでくれる。平日の安い時に温泉や海外旅行にも行きました。そんな生活があったことをすっかり忘れていたけれど、本当に幸せすぎる毎日だったなーと思います。まさに、私が思い描いているセミリタイア生活そのものを、ほんの数か月だったけれど既に体験していたのでした。

 

失業手当にも終わりがあるので、そろそろ仕事を探そうとハローワークに行った時に、失業手当を受けながら学費免除で2年間かけて国家資格を取れる職業訓練があるのを紹介してもらいました。その時はめちゃくちゃのんびりした生活を送っていたので、2年間がっつり朝から晩まで勉強だなんて!と抵抗がありましたが、夫も両親も絶対やったほうが良いとなぜか背中を押してくれました。

 

2年間の訓練中は、普通に高校を卒業して入って来る専門学生に混ざって勉強しました。様々な年代の友達ができて、学校行事で遠足や研修旅行、スポーツ大会なんかもあって、30代で思いがけない体験をして、無事に資格を取ることができたことを思うと、背中を押してもらって、チャレンジできて本当によかったと思います。

 

卒業と同時に無事に就職も決まり、私のセミリタイアみたいな生活は終わってしまいましたが、2年半の間の出来事を思い出すと、本当に夢のような幸せな時代だったと思います。

 

いくら失業手当があるといっても、お給料満額には及ばないので、その期間をセミリタイア的に安心して過ごせるかどうかは、生活防衛資金を貯めているかどうかにかかってくると思います。最低でも半年分の生活費を貯めていれば、リストラに遭っても、病気やケガをして働けなくてもひとまずなんとかなります。仕事が辛い時は自分から辞めることもできます。

 

普段から身の丈に合った生活費で、決まった額を貯金できていれば、失業というピンチを「お暇セミリタイア」を体験するチャンスに変えられるということです。

 

幸い今は売上を維持できているけれど、時代の流れで会社の業績が悪くなったら、自分の意志と関係なくセミリタイア(遅めのFIRE)する時期が早まってしまうかもしれないことも頭の片隅に置いていたいと思います。