45歳から目指す55歳セミリタイア もっぷるのブログ

セミリタイアを目指す過程と、その中で思ったことを書くブログです

DIE WITH ZERO ゼロで死ね

こんにちは。もっぷるです。

 

45歳からスタートして55歳で早期リタイア(遅めのFIRE)を目指しています。

 

今日の午前中は、YouTubeでチャンネル登録している「本要約チャンネル」さんの動画で「DIE WITH ZERO」ゼロで死ねという本の要約の動画を流して、音声を聴きながら仕事をしていました。

 

特に印象的なのは、老後にお金を残すことばかり考えていると、若い時にするべきだった経験ができないことになるから、自分にとって価値のある経験には若いうちからお金を使って、なるべくお金を使い切って死のうということと、お金の価値は年齢によって変わるという考えかたです。

 

ゼロで死ねってとても大胆なタイトルですが、内容はとても共感しました。今度は本も購入してじっくり読んでみたいと思います。

 

音声を聴きながら、先日ブログに書いた夫の両親のことを思い出していました。2人はまさに、ゼロどころかマイナスになるまで資産を使い果たしたけれど、母は亡くなる直前まで取引先や税金の支払いの心配はしながらも、食べる物に困らず家族に囲まれて旅立つことができたし、父は借金まみれでも、病気で倒れた時には全て息子夫婦に面倒を見てもらって、キレイな老人ホームの個室で時代劇を見ながらのんびり暮らすことができている。

 

本当に帳尻良くゼロで死ぬのは難しいけれど、稼いで助けてくれる息子を育ててマイナスで死ねたということは(父は健在ですが)ある意味大成功な人生なんだなーと羨ましく思いました。

 

私たちは残念ながら子どもを授からなかったので、子育ての苦労や子供の教育費がない分、自分たちの老後資金は自分たちでなんとかしなくてはなりません。自分で決めた55歳で早期リタイアするまでには、借金を返し終わって目標している資産を貯めるためにも、節約は欠かせませんが、今したいこととのバランスを取るのが大事だと感じました。

 

それから、お金の価値は若い時には大きくて、年をとると小さくなるという考え方にもはっとさせられました。どういうことかというと、同じ100万円でも若い時に自己投資に使えば一生の財産になるけれど、体力も気力もない年齢までとっておいても価値がなくなってしまうということです。

 

これにはとても共感するところがあって、私は結婚する時にそれまでの貯金をほとんど使い果たしてしまったのですが、その中でも新婚旅行で行ったハワイのことを思い出しました。夫の仕事の都合で値段の高いお正月でないとチャンスがなくて、ホテルと飛行機だけで確か70万円以上。食事代やお土産代を含めたら軽く100万円を超えで、当時の私たちには勇気の要る旅行でした。

 

結婚する時にお金を使いすぎて、しばらく貯金が少なくて不安な時期もあり、正直その散財を後悔したこともありました。そういう時期を乗り越えて45歳になった今考えると、20代で行ったハワイの感動は、今までの15年以上の間に何度も何度も思い出して夫婦の話題になってきたことを考えると、100万円では安いくらい価値のある旅行だったと思えます。

 

それに、知らない間に物価も変わっていて、コロナ前のお正月休みのハワイのパンフレットで見ると、同じ日本の航空会社で、同じホテルに泊まると100万円超えでした。当時DFSで記念に買ったルイヴィトンの長財布が、確か7万円くらいでしたが、今販売されている同じような長財布は税抜きでも14万円以上になっています。

 

お財布はもう使っていないし、旅行も過去の思い出になっていますが、こういうことも株価の変動みたいに年齢とともに価値が変わっていったりすることがあるのだと気づくことができました。

 

今の年齢のうちにしておきたい楽しみや経験がたくさんあるし、セミリタイアのために資産も貯めたい。相反する2つの願いをかなえるためのバランスを、2人で話し合いながらきちんと決めていかなければと思います。